【アイシングクッキーの作り方】卵白を使った基本のレシピ
アイシングクッキーを作るときは、土台となるクッキーとアイシングクリームが必要です。
アイシングクリームの作り方は基本的に粉砂糖と卵白を混ぜて作ります。
これをロイヤルアイシングとも呼びます。
今回は一番身近な生の卵白を使ったアイシングクッキーの作り方をご紹介します。
もくじ
アイシングクッキーを作るときにどうして卵白を使うの?
それは、アイシングクリームをしっかり固めるためです。
料理をしていて、うっかりこぼしてしまった卵白がカチカチに固まってしまった経験はありませんか?
固くて取ろうとしてもなかなか取れませんよね。
卵白は水のように蒸発せずに収縮して固くなるんです。
その性質を使って、アイシングクリームを固めています。
粉砂糖に卵白を混ぜ合わせることで、卵白でできた気泡を粉砂糖でコーティングしています。
卵白の水分が抜けて乾燥すると、アイシングクリームがカチカチに硬くなるというわけです。
ちなみに卵1個分の卵白で、約200gのアイシングクリームが作れますよ。
卵白を使用したアイシングクッキーの作り方
土台となるクッキーの作り方はこちらからどうぞ。
[box28][titlespan]クッキーの作り方[titlespanend] 【アイシングクッキー作り方】甘さ控えめクッキー生地のレシピ [boxend]
生の卵白を使ったアイシングクリームの作り方を紹介します。
[box27][titlespan]材料[titlespanend]- 粉砂糖 200g
- 卵白 大さじ1と1/2(約30g)
- あればレモン汁(アイシングクリームが早く固まります)
材料の粉砂糖はいくつか種類があります。
[box2]- 純粉砂糖:ダマになりやすい。ふるいにかけてから使用する。
- オリゴ糖入り粉砂糖:粘りがあり、細かいデザインや線を書く作業がしやすい。
- コンスターチ入り粉砂糖:通常売っている粉砂糖で多いのがこのタイプ。ダマになりにくく、手に入れやすい。
純粉砂糖に比べて、オリゴ糖やコンスターチ入りの粉砂糖は水に溶けやすいため、アイシングクリームを作るときは、少なめの水で作ってから固さを調整しましょう。
基本のアイシングクリームの作り方
1、粉砂糖はダマにならないようにふるっておく。
このとき、アイシングクリームの固さを調整するための粉砂糖を少し取り分けておきましょう。
アイシングクリームが固いときは粉砂糖を、柔らかすぎたときは水を1滴ずつ加えて固さを調整します。
2、卵白はしっかりほぐしておく
箸や泡だて器でほぐすといいですよ。
泡立てないように切るようにほぐしていきます。
3、卵白に粉砂糖を少しずつ加えて混ぜ合わせる
粉砂糖を3回程度に分けて混ぜ合わせます。
ここでも泡立てないように混ぜましょう。
4、クリーム状になったら、レモン汁を少しずつ加えてツヤがでるまで混ぜ合わせる
5、好みの固さに調整する
固さが異なるアイシングクリームを作る場合は、基本のアイシングクリームを小分けにして、それぞれを好きな固さに調整します。
[box8]
固さの目安
- 固め(立体的な細工やパーツなど):アイシングクリームをすくって、ピンと角が立つくらい
- 中間の固さ(枠取りや文字など):アイシングクリームをすくって、角がゆっくりおじぎをするくらい
- 柔らかめ(塗りつぶしなど):アイシングクリームをすくって、落ちた跡が5秒程で消えるくらい
アイシングクリームをたくさん作るときは手で混ぜるのが大変です。
ハンドミキサーや卓上におけるミキサーがあると便利ですよ。
出来上がったアイシングクリームは乾燥しやすいので、容器に入れ表面にラップをかけて乾燥を防ぎます。
[box28][titlespan]アイシングクリームの保方法[titlespanend] アイシングクッキーの賞味期限は?手作りなら知っておきたい保存方法[boxend]
あとはコルネにアイシングクリームを詰めれば準備は完了です。
[box28][titlespan]コルネの作り方[titlespanend] アイシングクッキーのコルネの作り方のコツ!100均で代用できる?[boxend]
アイシングクリームに着色する方法
基本のアイシングクリーム(ロイヤルアイシング)を作ったら、色をつけてみましょう。
色を付けると、さらにデコレーションするのが楽しくなりますよ。
アイシングクリームの着色には、一般的にアイシングカラーを使用します。
こちらはリキッドタイプで、そのまま使用できるので便利です。
少量で鮮やかな色に着色することができ、混ぜ合わせて好きな色を作ることもできます。
着色料の添加物が気になる人は、天然素材の着色料もあるので試してみてください。
パウダータイプのものが多いので、水で溶かして使用する必要があります。
[box28][titlespan]着色料について[titlespanend] 【アイシングカラー】着色は天然色素でもできる!代用できるものは?[boxend]アイシングクリーム作りを動画で確認
生の卵白で作るロイヤルアイシングの作り方です。
参考になる動画があったので、こちらも参考にしてみてください。
コルネの作り方!OPPシートやクッキングシートで代用できる
コルネはアイシングクリームを詰めて、ラインや文字などのデザインをデコレーションするための道具です。
市販のコルネもありますし、コツをつかめばクッキングペーパーで自分で作ることができますよ。
固さ調整と着色をして出来上がったアイシングクリームはコルネに詰めて準備しておきます。
[box28][titlespan]コルネの作り方[titlespanend] アイシングクッキーのコルネの作り方のコツ!100均で代用できる?[boxend]
卵白の種類
アイシングクッキー作りには必ず必要となる卵白ですが、卵白にもいくつか種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
自分の用途に合わせて使い分けましょう。
生の卵白
スーパーですぐ手に入るのが生の卵白です。
ただ、粉砂糖と混ぜ合わせるのに時間がかかり、アイシングクリームの固さを判断するには慣れが必要です。
[box27][titlespan]メリット[titlespanend]
- 身近にある材料で、手に入れやすい
[box27][titlespan]デメリット[titlespanend]
- 卵黄だけが余ってしまう
- アイシングクリームのちょうどいい固さの判断が難しい
冷凍卵白
これは、殺菌された卵白を冷凍したものです。
使い方は、必要な分だけカットして解凍すると生の卵白に戻ります。
解凍できたら生の卵白と同じ要領でアイシングクリームを作ります。
[box27][titlespan]メリット[titlespanend]
- 殺菌されているため衛生的
- 冷凍で長期間保存できる
- 卵黄ばかり余らない
[box27][titlespan]デメリット[titlespanend]
- 手に入れにくい
- 生卵白同様、アイシングクリームの固さ調整が難しい
乾燥卵白
乾燥卵白は、生の卵白を乾燥させてパウダーにしたものです。
乾燥卵白はすぐには水に溶けないので、水と乾燥卵白をまぜて2~3時間置きます。
粉砂糖に混ぜるときは、乾燥卵白を溶かした水をこしてから入れます。
[box27][titlespan]メリット[titlespanend]
- 保存がきく
- 卵黄ばかり余らない
- アイシングクリームが簡単に作れる
[box27][titlespan]デメリット[titlespanend]
- 手に入りにくい(身近なスーパーなどにはなく、専門店やネット購入)
- 水に溶かすのに時間がかかる
アイシングシュガー
アイシングシュガーは、アイシングクリームを作るのに必要な材料がすべて入っていて、水を入れて混ぜるだけでアイシングクリームが作れます。
卵白は何を使う?粉砂糖は何がいいの?と何からそろえたらいいか分からない人や、初心者や体験で一度作ってみたいという人にはおすすめです。
せっかくアイシングクッキー作りに挑戦したいと思っても、肝心のアイシングクリーム作りでつまずいてしまっては残念です。
[box27][titlespan]メリット[titlespanend]
- 水を加えて混ぜるだけで簡単に作れる
- 時間短縮ができる
- 失敗しにくい
[box27][titlespan]デメリット[titlespanend]
- 手に入りにくい
- 添加物が入っている
- 他の材料に比べると割高
アイシングクッキーの作り方/卵白で作るときの注意点と保存期間
卵白で作ったアイシングクリームはできるだけ早く使い切りましょう。
乾燥もしやすいので、空気に触れないように密閉容器に入れて保存するようにしましょう。
また、出来上がったアイシングクッキーも、見て楽しんだら早めに食べるようにしてくださいね。
[box28][titlespan]アイシングクッキーの賞味期限[titlespanend] アイシングクッキーの賞味期限は?手作りなら知っておきたい保存方法[boxend]
まとめ
今回は一番身近な生の卵白を使ったアイシングクッキーの作り方をご紹介しました。
ただ、生の卵白は手に入れやすい材料ですが、アイシングクリームの固さを判断するのには慣れが必要です。
初心者や一度作ってみたいという人には、材料のことを気にせず簡単にアイシングクッキーを作れるアイシングシュガーがおすすめです。
アイシングクッキー作りに少し慣れてきたら、乾燥卵白や生の卵白を使って作ってみるといいですよ。
自分の経験値や用途に合わせて使い分けてみましょう。